気になった記事 2009/12/21
・民主党の高速道の要望は矛盾だらけだ(社説)
民主党が提出した高速道関連の重点要望は矛盾だらけだ。
①通行料の無料化(マニフェストの内容)
②高速道路会社の一本化
③地方自らが高速道を建設できるように政府支援策の検討
②は税金で丸々作る新直轄方式をやめ、その国の予算を高速会社に回す。
上限1000円などの割引制度も抜本的に見直し、料金収入の増加分を建設費に充てるという。
これは明らかに①と矛盾であり、参院選に向けた露骨な地方対策にしか見えない。
また、③についても県をまたいだ利害関係が発生する以上、
地方でカバーできるかも難しい部分が大きいようだ。
30兆円を超える債務の返済のためにも、政府はしっかりとした方針を打ち出して欲しい
・サイゼリヤ、科学で安さ生む
都心店舗の自給は1200円前後で最高水準。
給料単価の引き下げも一度も起こっておらず、営業利益率も
ファミレス業界ではダントツの10%強。
サイゼリヤが心がけるのは、生産性の向上だ。
店内掃除をとってみても、掃除とは何かを科学的解析を交えて考える。
その結果、掃除機は非効率で130cmのモップが一番効率的であることを見出し、
1時間の作業が30分に短縮されただけでなく、よりきれいに掃除がなされるようになった。
生産性の向上は全てにおよび、パスタを水でゆでることや
何故皿に油がつくのか、つきにくい素材の工夫はできないかを考える。
また、自社農場での品種改良に取り組み、南半球の
オーストラリアにも工場を設けるなど、安定さも確保している。
自分も飲食店でアルバイトしていた経験があるからこそ余計に、
定常的な経営を足元から真に見直すことは非常に重要なことだと感じた。