気になった記事 2010/03/14
週後半で気になった記事のまとめ。
・人口の雷で、キノコ豊作
「雷の多い年はキノコが豊作」という言い伝えがあるが、人工的に落雷した状態をつくりだしてキノコの収穫を増やす研究が行われている。
シイタケに適度な電圧をかけることで、収穫量が倍増する実験結果も出でおり、他の野菜への応用も視野に入れて、実用化が期待されている。
メカニズムは解明されていないが、キノコの菌糸が分泌する成分が、高電圧で一度下がった後、大幅に増加することが分かっている。専門家は、強い刺激で危機を感じた菌糸が子孫を残そうと成長を促進すると考えている。カイワレなどでも発芽が早まるという実験結果を確認。
⇒生産性を上げる技術を作っていくことが、日本が目指す姿だと思う
・茨城空港、開港
国内で98番目となる茨城空港が開港された。着陸料が成田や羽田より4〜5割程安いことで「空港は遠くても低料金で旅行をしたい」人の需要を取り込む名目で作られた茨城空港だが、現在の定期便はアシアナ航空のソウル往復便とスカイマークの神戸往復便のみ。
成田・羽田の発着枠増加や国内便と国際便の内外分離も崩れつつある中で、企業誘致や観光振興など需要の掘り起こしは必須だ。
⇒茨城航空は国土交通省管轄のようで、概算事業費は約220億円のよう。黒字になることを願うが、空港も拡大・縮小を柔軟にやっていく必要があるのでは
・電気自動車普及で、ヒートアイランド現象緩和
23区内を走る全車両のうち83%を占める乗用車や小型貨物車などが全て電気自動車に変わると仮定すると、都市部の3〜4割の排熱量の削減が見込まれるようだ。これにより、東京23区の夏の気温が最大0.4度下がるという。
これは、東京ドーム400個分の敷地を緑化したのと同等の効果だという。今後の電気自動車の展開が期待される。
⇒如何に自動車の排熱量が代え難いものかが分かりますね
・企業年金の積立、2012年より不足分負債に一括計上に
国際会計基準化に伴い、上場企業が社員の年金や貸借金の支払いに備えて積み立てるべき学の不足分の計上方法が変わる。
2012年の3月期から積立不足額を全額、負債として計上する。多額の積み立て不足を抱える企業は自己資本が減少して財務が悪化する。
企業年金の給付水準や、年金資産の運用手法見直しにつながる可能性がある。
⇒IFRS絡み?それとも、JALの問題からの波及?ともあれ、財務状況にインパクトはありそう