意識と無意識

今日見た夢の話を書いておこうと思う。


その前に、2つの前提があることを認識しておいて欲しい。


 ・低血圧を言い訳に、2度寝してしまう精神的に弱い人間である
 ・2度寝が多いせいか、昔から明晰夢を見ることが多い


後者に関して、昔は「これは夢だ!」と気づくことが多かったが、
今は最初から気付いているようなそうでないような感覚である。


また、特徴として夢の続きをある程度自由に見ることができるし、
長いスパンをかけて、一連の夢を見ることがある。
夢の中の時間は極めて長くとも、実際の時間は5分しか経ってない
ってことも時間は意識にとって相対的であることの裏返しのように
感じとれる。


話を元に戻すが、「無意識はそれ自身で思考回路をもっていて、
まるで全てつながっている。」ような動きをしたことが、
とても衝撃だったので記しておこうと思った。


今日の夢は自分が高校生であると定義づけられた日常の話だった。
当時の自分は、交通手段が非常に限られる辺境の地に住んでいたため、
学校に行くための移動手段を基本親に頼りきっていた。


そんな中で、その日は何も言われずに家に取り残された。
自分は学校に行くつもりだったから、なんでなんで?と考える。
そこで、どうしようかと思い、文句を言うことを念頭に
親の携帯に電話をかけることにした。


自分としては、戻ってきてもらわないと非常に困るので、
開口一番で不機嫌を演出するつもりだった。


プルルル。
プルルル。


2コール目で母親が出たのだが、突然、自分の名前を呼ばれ、
「こないだ行ったお寿司屋から、3000円お金が足りませんって
連絡が来て、消費税(3000円の消費税 = 6万の寿司代とか不可)やら
なんやらとりあえずお店に来て欲しい」旨を言われたらしい。


なんで自分がまだ家にいるかを問い詰めたい思いを意識に置きながら
その3000円の記憶を探している自分がいた。


現実の過去の記憶にはそんなことはなかったのだが、
最近見た夢で母親が3000円足りないって話をしていたことを思いだした。


夢はそこで終わり、目覚めてみると確かに今日は休日だった。


今日見た夢では、自分は意識役として、母は無意識役として自分の頭の中で
別々の回路を通って思考がなされていた。


そのメッセージの指す所は未だ分からないが、今朝の体験は2度寝せずに目が覚めるほど
鮮やかな体験だった。

気になった記事 2009/12/26

・公約/財源、両立難しく
 10年度予算編成が浮き彫りにしたのは、マニフェストと財政規律を両立させるのは、
 ほぼ不可能に等しいということだった。
 7兆円の無駄を削減するといったが事業仕分けの7000億円と基金返納を求めて
 2兆円の財源を捻出はできたが、結論としては、
 税収を上回る巨額の国債発行と埋蔵金でつじつまを合わせた格好だ。


 返納分にしても国債の発行にしても、過去と未来の付けでやりくりしたことになる。
 家庭への手当も所得に関係なく配賦することに決まり、
 今年はよいとしても、来年はどのようにしていくつもりなんだろうか。


 不正献金とか過去の言動とかどうでもいいから、
 日本という大企業をまわしていくために、腰を据えて変革に望んで欲しい。


・石油精製3設備停廃止
 新日本石油新日鉱が統合後の生産・販売体制を発表した。
 11年3月までに全体の約2割を削減し、ガソリンスタンドもENEOSに統一する。
 製油所自体は当面閉鎖しないが、複数ある原油処理設備の一部を停廃止する。


・コンビニ転換期
 コンビニがFC店に関連して転換期を迎えている。
 期限切れの弁当などの割引に関してもそうだが、
 営業時間を変更したい、自分の店の近隣にお店を出さないで欲しい等FC店の要望を吸い上げ、
 良好な関係者として調整を行おうとしている。
 ただ、ロイヤリティに対する部分の値下げの可能性は低いらしく、
 FC店の自由度は上がるがFC店の収益の部分は大きくは変わらないようである。


ソフトバンクの財務体質改善道半ば
 2015年3月までに純有利子負債を0にする。というのが、孫さんの新たな経営目標のようだ。
 9月末時点で1兆7685億円にも及ぶ純有利子負債は相次ぐM&Aでしょいこんだものだ。
 金融危機を受け、株価は7割下落して、CDSは破綻するかのようなスプレッドになった。
 社債を発行し、資金調達に成功したことで、市場の信用も回復したが、
 打って出なければならない局面もあり得るため、財務体質の改善が求められている。
 ※自己資本比率は、10.2%。NTTは40.7%、KDDIは57.6%にはまだまだ遠い

気になった記事 2009/12/22

・住民票の受け取りコンビニでも
 セブンイレブンが来年から店内で住民票の写しや印鑑登録証明書を
 受け取れるサービスを始めると発表した。
 渋谷区・三鷹市・千葉県市川市で先行的に始まるようで、
 来年度中に30自治体ほどに増える見通しのようだ。


 専用端末に住民基本台帳カードをかざして、手数料を払い取得するようだが、
 午前6時から午後11までと利便性が高くなりそうだ。
 暗号化した画像や2次元バーコードを印刷することで偽造を防ぐといっている。


 この記事で新たに知ったのだが、自治体によって手数料が異なるようで、
 サービスの画一化が進むことで、人件費とシステム費用に代表される
 無駄な費用の削減にも大きく貢献し、手数料も下がってくるのでは?と思う。


・電力/ガス大手来年2月に値上げ
 電気代とガス代が微妙に上がり続けている。
 液化天然ガスLNG)の輸入価格が上昇を続けているためのようで、
 LNG比率の高い東電は5か月連続の値上げとなる。
 一方で、石炭価格は下がっており、石炭比率の高い電力会社は引き下げの可能性もあるようだ。


 エネルギー系の議論は、どうしても、太陽エネルギーをどかんと利用しないのかが不思議でならない。
 何をひよっこ。と思われるかもしれんし、考えただけでもエネルギー効率の問題もあるとは思うが、
 準公企業として、政府の援助で大きく方針転換はできないものかと思ったりもする。
 後で考えてみよう。


・損保、来春「3メガ体制」に
 興亜損保は臨時株主総会の開催でもめているようだが、確実に損保業界の再編が起こっている。
 3メガ体制になると競争が激化し保険料は下がる見通しのようだ。
 今まで拮抗していたものが崩れ、サービスの向上・価格競争・経営の効率化が求められる状況になる。
 消費者的には嬉しい限りだが、損保の業界も大変になりそうだと友人の身を案じてしまったりする。
 ただ、変化は逃れられるものではないし、変化が必要だからこそ起こるので、
 保険の需要が変わってきた現在で、新しい日本の保険の形ができることに期待している。


・新宿丸井にフォーエバー21が進出
 不採算のインザロームに代わって、有力テナントであるフォーエバー21が入るようだ。
 販売業界は、消費に素直でおもしろい。商品を提供する企業も頻繁に変化を求められることも
 厳しい面もあろうが、幅を広げられる業界だと感じた記事だった。


包括利益開示義務付け
 2011年3月から上場企業に義務付ける包括利益の開示を盛り込んだ公開草案が可決された。
 包括利益は企業の最終的なもうけを示す純利益に
  ?持ち合い株式の含み損益の変動額
  ?海外子会社投資の円換算変動額
  ?ヘッジ(損失回避)取引の含み損益の変動額
 を加えて算出する。


 国際会計基準はすでに包括利益の開示を義務付けており、
 日本基準と国際基準の違いをなくす共通化の作業がさらに前進していく。
 まだまだ調整は続くだろうが、国際会計基準も必要になってくる知識の一つだ。

気になった記事 2009/12/21

民主党の高速道の要望は矛盾だらけだ(社説)
 民主党が提出した高速道関連の重点要望は矛盾だらけだ。
 ①通行料の無料化(マニフェストの内容)
 ②高速道路会社の一本化
 ③地方自らが高速道を建設できるように政府支援策の検討


 ②は税金で丸々作る新直轄方式をやめ、その国の予算を高速会社に回す。
 上限1000円などの割引制度も抜本的に見直し、料金収入の増加分を建設費に充てるという。
 これは明らかに①と矛盾であり、参院選に向けた露骨な地方対策にしか見えない。
 また、③についても県をまたいだ利害関係が発生する以上、
 地方でカバーできるかも難しい部分が大きいようだ。
 30兆円を超える債務の返済のためにも、政府はしっかりとした方針を打ち出して欲しい


サイゼリヤ、科学で安さ生む
 都心店舗の自給は1200円前後で最高水準。
 給料単価の引き下げも一度も起こっておらず、営業利益率も
 ファミレス業界ではダントツの10%強。


 サイゼリヤが心がけるのは、生産性の向上だ。
 店内掃除をとってみても、掃除とは何かを科学的解析を交えて考える。
 その結果、掃除機は非効率で130cmのモップが一番効率的であることを見出し、
 1時間の作業が30分に短縮されただけでなく、よりきれいに掃除がなされるようになった。
 生産性の向上は全てにおよび、パスタを水でゆでることや
 何故皿に油がつくのか、つきにくい素材の工夫はできないかを考える。
 また、自社農場での品種改良に取り組み、南半球の
 オーストラリアにも工場を設けるなど、安定さも確保している。


 自分も飲食店でアルバイトしていた経験があるからこそ余計に、
 定常的な経営を足元から真に見直すことは非常に重要なことだと感じた。

気になった記事 2009/12/19

・製造業派遣を原則禁止の原案を提出
 登録型派遣は全て違反となる原案が労働政策審議会に提出された。
 派遣は大きく、常用型と登録型に分かれるようで、
 登録型派遣の内、通訳などの専門職26業種以外は全て違反となる内容だ。


 3年の移行期間を認めるようだが、登録型派遣で対象となる人は、
 登録型派遣の半数である44万人に及ぶ。
 これで職をなくすのか、正社員として登用されるかは
 企業の業績次第になってくると思うがどこまで経済が回復するかは不明確だし、
 派遣で生産していた労働力が、海外の安い人件費にとって代わられたら、
 日本の経済自体が停滞する要因になってしまう。


民主党の公開会社法の構想について、企業の法務担当者の7割が反対
 上場企業などの活動を規制するため、民主党が制定を目指す特別法構想。
 下記3点が柱で、法務担当者や弁護士は反対の意見が多い


 ・社外取締役の条件厳格化などによる企業統治の向上
 ・親会社の子会社に対する責任や権限の明確化、
 ・情報開示の徹底


どちらにしても何もデメリットだけはないだろうが、政治に密に願うことは、
ちゃんと議論して、その内容をしっかりと提示することである。

気になった記事 2009/12/18 デフレとの闘い

「最後は0円になるんじゃない?」といった柳井さんの冗談が現実になった。
ジーンズメイトが4店舗で行った開店セールで、計1600本の有名ブランドジーンズを無料配布。


東京・池袋のヤマダ電気ではネットブックが3万円を切っている。
夏までは5万円パソコンと呼ばれていたが、既に2万円も下回っているのである。


背景には消費者の低価格思考があるが、PBの品質の向上、
ネットの普及による価格の共通化、ギャザリングでの低価格化があげられる。


低価格になるのは良いことだが、長期的に考えて企業のサービスの質が下がるのでは元もこもない。
そのために、デフレを打開するような動きが政府に必要になってくるんだと思う。
経済を成長させることなく、日本の成長は難しいと思うから、政府にはがんばって欲しい。

気になった記事 2009/12/16

・銀行の新資本規制延期
 銀行の財務の健全性を保つための国際ルールとして、
 リスク資産における自己資本比率の最低水準や、
 競技の中核的自己資本比率についても、新しい規制を
 導入する動き。2012年からの導入で、普通株の割合が低い
 大手邦銀は増資を検討していたが、10〜20年の段階的移行が
 認められたことで、緊急度が薄れる可能性がでできた。


・中国、大卒の3割職つけず
 中国都市部の失業率が軒並上昇している。
 1983年に三洋電機が組み立て工場を建設して以来、
 組み立て加工拠点となっていたが、人件費・地価の上昇で
 相次ぎ撤退。昨年の金融危機を契機に、ほとんどの工場が
 閉鎖に追い込まれた。また、産業構造転換が進んでおらず、
 大卒者が求めるオフィスワークの仕事が増えず、
 失業者があふれ、郊外で群れて暮らすことから
 蟻族という呼び名まで生まれている。


 国をとっても、ずっと同じ路線で成長することはできず、
 経営感が非常に大事になってくるのだなと感じた。


・セールスフォース、 NECらとOEM契約結ぶ
 クラウド専業大手のセールスフォースは、
 IT企業ではなく、サービス利用企業と直接契約を結ぶ例が
 多かったが、新たな仕組みを導入し、クラウド事業基盤を
 貸し出すことで、間接的に日本市場を開拓する狙い


 今後のIT業界ではクラウドの動向に左右されてくるため、
 何ができるようになるのかを念頭に、キャッチアップしていく