人の気配の正体
人が近づいてくると、足音や息遣いが聞こえなくても気配を感じることができる。
この感覚は人間よりも動物の方が敏感で、東大の滝口準教授は、電場の変化から研究している。
人の周囲には、人を包むような弱い電界(電気力が働く空間)が存在する。
これは、体内に生体電位といわれる電気的な状態があるためで、
準静電界といわれるよう。
人間を含め動物はこれらの電界に包まれたアンテナのようなもので、
そのため、周りの電界の変化を感じ取れるとゆう。
人間が体を動かすだけでも、電界は変化する。
もし歩くようなことをすれば、地面と足の裏でも電荷のやりとりが起こる。
そのセンサーとして体毛と内耳があげられており、
五感を超える感覚も少しずつ科学的に分析され始めている。